がっぷり四つにならない

鍼灸施術のコツはがっちり取り組むことではなく付かず離れず施術することかもしれません。

鍼灸術のコツ

鍼灸の臨床を長くしていてもたびたび、あれっ、こんな感覚が解る、この時はこうすればよいのか等々今だ気づくことに喜びを感じています。

そんな一つに鍼灸術では施術時間の長短、刺激量など昔から一生のテーマと言われていますがこれは人それぞれあまりにも違いがありすぎ難しいもののひとつです。ついついやりすぎてうまくいかないことがままあります。しかし最近では施術というものにどこか吹っ切れた感じのようなものがでてきて、時間がどうとか量がどうとか気になることが減ってきました。無理をしないでリラックスして施術できることも多くなります。真剣に施術しているのは当然ですががっぷり四つにならない、そんな感じかもしれません。そして無理なものは無理、実力以上のことはできない、できることの限界もわかってきます。当たり前のことです。でも自分流に勉強する。そのうえで施術者が健康で幸せであるよう努めなければ人様をよくしてあげられない。わたしは鍼灸はやはり「術」にその醍醐味があるものと信じています。

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