鍉鍼の材質による気の補充力と気の動きの遅速、使いやすさなどを比較してみました

いろいろな材質の鍉鍼があります。どんな違いがあるのか比べてみました。
(インスタグラムに投稿したものにすこしだけ加筆してみました)

銀鍉鍼

最もよく使われているものか。気の動きがよくわかる、気の動きが速いか、補法にも瀉法にも使いやすい。術者の体調が効果に反映されやすいか?

銅鍉鍼

温かみがあり金の鍉鍼に似た感じがする。気の動きは銀より遅く感じる。価格が安いのはよい。金や銀より気に鮮明さ?が欠けるか。気に澱みを感じるか?

金鍉鍼

気に優しく温かみがありゆっくり気が補われる感じがある。虚体のものに良い。只、高価でコストパフォーマンスがよくない。

チタン鍉鍼

この材質は手にするともう何か「気が抜けてしまうような感覚」がする。スカスカな感じで重さだけの問題ではないと思う。これが素晴らしいという意見もあるがわたしにはわからない・・・。

脈診と気感がわかることが必要か

鍉鍼には安価なものから高価なものまでいろいろ種類がありますが、太い釘(くぎ)を買ってきて手作りしてもよいし(^^)、細い金属であればなんでも使えそうです。これに何とか式鍉鍼とか自分の名前をつけてもよいわけです。要するに脈診と気感がわかればそんなに高価なものは必要ないでしょう。それが出来れば、あれこれと材質と形状を研究できると思います。形状については使いやすくしっくりくるものが良いし、私は先端にかけ丸みを帯びたものより直線的に尖ったものが効果を出せるように感じています。ただその日の気分によって使い勝手が変わってくるのも鍉鍼の不思議なところです。

以上鍉鍼に関する「私見」でした。

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