世界一長寿の国際都市香港

もう35~6年も前になるだろうか、当時イギリスの植民地だった香港。

朝の公園での太極拳

高層ビルの立ち並ぶ狭い公園で人々の服装もいいろいろ、朝の太極拳風景。中華圏ではよく見られる光景です。

「2020年7月に公表された厚生労働省「令和元年簡易生命表の概況」によると、世界の平均寿命は香港が1位で、男性82.34歳、女性88.1歳」厚労省は、2021年の発表分(2020年の平均寿命)から世界保健機関(WHO)に加盟する主要48カ国を対象とし、香港は国ではなく特別行政区であることからランクから除外したそうです。あの密集した雑踏と決して良いとは思われない住宅環境の中で長生きできるということはどこに理由があるのでしょうか?

豊富な食材のあふれる市場で買い物する主婦の手には生きたままの鶏が…、逆さにしてお持ち帰りするのを見かけびっくりしたものです。これ以上新鮮な食材はないですね。公園で毎朝太極拳をする、このあたりにも長生きの秘訣があるんでしょうか?

後ろの建物は九龍城、「東洋の魔窟」「悪の巣窟」と呼ばれ事実上どこの国の法も及ばない不管理地帯であったようです。1993年頃より取り壊されたとのことであるが、昔テレビでその内部の潜入映像などがたびたび放映されていたのを記憶しています。恐る恐る前に立って写真を写しました。現在跡地は「九龍寨城公園」になっているといいます。

兌換紙幣も流通していました。
(兌換紙幣は金や銀などの正貨と引き換えが保証されている紙幣。正貨と引き換える保証のない紙幣を不換紙幣)

また街ゆく人々が携帯電話をもって話しながら歩いているのにも驚いたものです。当時日本にはそんなものはまだ一部の人のものだったと思います。銀行のATMらしきものもあちこちあり世界的な金融都市なんだと感心したものです。当時の活気ある国際都市香港の姿が思い出されます。

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