病が治るということ

病が治るということはどういうことなのでしょう?

症状が楽になること、それは少しそうかもしれません。症状が楽になれば治った気になります。

元の体に戻ること、そうでしょう。症状を発症しやがて回復する、ときには回復できないこともある。

だれがこの流れを受け止め差配しているのでしょう。人間の根底にある命を保とうとする生命力、自然治癒力がそれを決定しているのでしょう。

決して薬をたくさん飲んだら治るのではありません。

手術をすればいつも治るのでもありません。

治らなければ何度も手術をするとよいのでもないでしょう。

この自然治癒力がなければどうにもならないのです。

薬や手術は主役の治癒力のお手伝い役

薬で症状を楽にすることで自然の回復力を補佐する。

手術で急場を回避し回復力を助ける。

いずれにしても自然治癒力、生命力があるからこそ回復できるのです。

薬で症状はとれたが治癒力が落ちてしまい「慢性病」になってしまった。

時々聞く話で手術は「成功」したが病人は死んでしまったなどということではおかしな話です。

自然治癒力を落とさない

自然治癒力は各人その力の程度は差があるもののこれをできるだけ損なわないようにすることが大切です。

無理な労働や精神状態が安定しない、生活環境が適切でない、食事の内容が不適切、飲酒、喫煙、房事過多など当たり前のことに気を付けることだろうと思います。

普段からこの人間の治るという仕組みのことを考えておけば、むやみやたらに医者だ薬だと騒ぐことなくもっと生活の中からやっておかなくてはならないことがたくさんあるはずです。人間側の勝手な都合ばかり求めずもっと生きている命の声を聴いてやるべきだと思います。

自分の病気を勉強してみる

もし医者にかかることになっても、自分がどんな治療をされているのか、どんな薬を飲んでいるのか、「それがどうからだに作用しているのか」を自身で勉強するべきだと思います。現代はそれが簡単にできる環境でもあります。自分の病は自分が治す、責任は医者にあるのではない。医者を訴える前に反省から始めるべきではないでしょうか。また西洋医学が主流となっている現代それだけが一番正しいやり方だとかん違いすることも気を付けなければなりません。主流であるためメディアなどでもその欠点が見えにくくされてしまっていることが多々あります。それには利権やその他の理由があるかもしれません。それ故、幅広く視野を広げてみることも大切だと思います。

生きている意味まで考えてみる

もっと自然に生きている命を直視し、何か外からの力でもって健康で命を伸ばせるかもしれないという思い違いをしてはならないと思います。

人間は生まれ、そして程度の差はあれほぼ同じような時期が来ると死んでいく。

人間もこの広い宇宙の川の流れの中のひとしずくのようなもの。

もし病むことになった時、生きている命を自分でどう理解するか意味づけるかもう一度立ち止まって考えてみるのもよいのではないでしょうか。

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