ごあいさつ

 当院の理念

仁木鍼灸院のホームページにおいで頂きましてありがとうございます

仁木鍼灸院院長 この道にはいってもう40年が過ぎようとしています。 おもえば鍼灸師になってからの数年間は今している鍼が効いているのか効いていないのかさえほんとうにわからない状態で悪戦苦闘の毎日でした。10年ほど過ぎたころからでしょうか?その「手応え」をやっとすこし感じるようになってきたように記憶しています。鍼の道はそう簡単に手中に入らないもののようです。そして今でも日々の臨床の中から驚きと新しい発見がたくさんあり古より綿々と受け継がれてきた伝統鍼灸術の世界の奥深さ難しさをつくづく感じております。 近年この伝統鍼灸術が非常に繊細な感覚を要すること、そして技術習得の困難さ等々からますます敬遠され忘れ去られていくような風潮に憂(うれ)いを強くしています。また依然西洋医学だけが万能の医であると思われているこの現状がもう少し変わってくれることを願いつつほんとうに小さな力でもこの医術のもつ可能性と素晴らしさを一人でも多くの方々に知っていただけるよう地道に続けて参りたいとおもっています。  2020/05/吉日

 当院の基本方針

剣山系の山々 当院ではおおくの方々にすばらしい東洋医学本来の「気」を扱う伝統的鍼灸術を知って戴く為に良心的且一対一のゆったり丁寧な治療とできるだけ受療しやすい料金設定を目標に努力いたします。鍼灸術というものは心を込めてお脈を拝し触れ相互に心地良く「気」の交流ができるなかで施術することができれば理想です。はじめて鍼灸を受けてみようかとお考えのかた、はじめてご来院のかたは特に不安などあるかとおもいます。お時間がございますときはゆっくりとお話を聞かせていただきますのでご遠慮なくお申し付けください。

 施術者自己紹介

自己紹介
名前
仁木元一   ひとり院長   団塊の世代です
資格
鍼灸師 国家資格者
趣味
歳と共に最近は家のなかばかりです。音楽は好きです。クラシックはBachのあの神々しさが好きです、Chuck Berryなどロックンロールも大好き!それからBluesも。若いころはあちこちの山に出かけましたが 足腰にはもう自信が...?雪山に登ることもできたころが懐かしいです。 一人旅もたくさんしました。昔から細かい工作をすることも好きでした。いまでもパソコン修理や改良はできるだけ自分でするようにこころがけています。
自己紹介写真集リンク
自己紹介も兼ねてわたしの好きなものなどを写真集としてみました。
<古い写真を集めてアルバムをつくる>

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 こんなお話も宜しければお読みください

「古くて新しい鍼灸 」

西洋医学の薬「鍼灸は古くさい、何となく暗い、非衛生的だ、本当に効果があるのだろうか?どんなことをされるのだろう?それに何より痛そうだ....。」と一般には少し興味があってもなかなか足を運べないかたがまだまだ多いことでしょう。そんななか近年,鍼灸や漢方薬があらためて注目されてきています。それというのも、現代人の病気も以前のような結核などの感染症から、アレルギー疾患、自己免疫疾患、癌、循環器系疾患などの生活習慣や遺伝的な体質による病気に変化し、万能かと思えた西洋薬も、これらにたいし根本的な病の解決とならず、また強い副作用なども問題となり、現在の西洋医学だけでは対処できない時代がやってきた今、ふたたび東洋医学が注目されることとなったのです。

「病に負けないからだをつくる 」

東洋独自の宇宙観より生まれたこの医学は人間を自然のなかの一構成員と位置づけそのなかで調和した健康を理想としています。治療に際しては患者さんの訴えを重視しつつ個別の体質を深く見つめ、その人が本来備えている治癒力を最大限に発揮させて病に打勝つからだをつくっていこうとします。またこころとからだの環境を病になりにくい常態へ調えてやることも大きな目的のひとつとしています。決して「凝った筋肉に鍼を刺して凝りが楽になればよい、痛みがとれればよい」と言うような単純なものではないのです。 また腰痛、肩こりの治療が鍼灸の専門のようにおもわれていたりしますが本来の東洋医学的鍼灸術では呼吸器や循環器、皮膚、眼、耳鼻咽喉、婦人、小児疾患などのあらゆる病にも対応できますし驚くほど効果の出ることがあります。現代の難病である各種疾患にもこの医学独自のアプローチが可能なこともあり好結果を観ることも少なくありません。

「もっと東洋医学的鍼灸術を」

家族のイラストしかしながらこのすばらしい東洋医学というものが広く一般に正しく知られ普及しているとは言えません。明治前期を境に社会変革による「時の敗者」として、尚且つ現在までこの医学のおかれた複雑な立場などもおおきいものがありますが、とくに東洋医学的鍼灸術に関してはその「技術」の難しさに因るところがあげられるのではないでしょうか。 「脈診何十年...。」などとよく言われるのですが、綿密な理論をいくら積み重ねて病者に挑んでも実際に脈をとり鍼を施すところでその勝負がほとんど決まってしまうような、何時も感覚を研ぎ澄ましていなければならないきびしい技術をもとめられる世界ゆえからかも知れません。 そのような医術を習得するということはとても困難なことですが、現代西洋医学で思うほど効無く苦しんでいた患者さんが少しでも明るくなり希望をもって来院されるときこの医学の素晴らしさをもっと多くの方々に知っていただきたいと日々の臨床のなかで願い、修練しなければと身の引き締まる思いがしています。  以上

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