脈診伝統古典鍼灸術 仁木鍼灸院


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 胃の気

「胃者平人之常気也。人無胃気曰逆。逆者死。」

木と生命

病院勤務をしていたときのこと、昨日までとても元気であったかたが突然亡くなるという経験を何度かしたものです。どんな脈をしていたのか今思えば気になるところです。

諸々の脈、胃の気ある時は生き、胃の気なき時は死すと。諸々の脈、濡(うるおい)ありて、和緩なるを胃の気ありというなり。胃の気の候いよういろいろ口伝ある事なり。(ー脈法手引き草ーより)

つぎのこんな文章をみつけました。

「......即ち、触って気持ちの悪い脈が「悪い脈」なのです。.....つまり触って気持ちの良い脈が「良い脈」なのです......。単純な感覚だけで「気持ち悪い脈」「気持ちよい脈」はどれか.....。」 (ー滋賀経絡臨床研究会・経絡治療の臨床研究ー より) 

これはまさに臨床家の言葉だなと共感してしまいます。

"....つまり触って気持ちの良い脈が「良い脈」....。" これも私は胃の気のことを表現しているとかんがえるのです。指先で一生懸命診ようとすると診えず、どちらかといえば術者が理屈や言葉でなくじかに「快感」として?直接ありありと感じる胃の気もあるのではないでしょうか。


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